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米政治

ティーパーティー、次の狙いは住民投票

2010年5月14日(金)13時11分
ダニエル・ストーン(ワシントン支局)

 米保守派の市民運動「ティーパーティー」は昨年初めの誕生以来、共和党の政策策定に対して影響力を及ぼしてきた。彼らが今、熱心に取り組んでいるのは、11月の中間選挙の際に行われる住民投票で自分たちの要求を通すことだ。

 ティーパーティー活動家は提案を住民投票にかけようと、有権者への戸別訪問などを行って署名を集めている。カリフォルニア州の活動家は、温室効果ガスに関する厳しい制限の撤廃を目指している。

 最も注目すべき動きが起きているのはコロラド州かもしれない。自由主義者とティーパーティーの同盟による働き掛けの結果、10億ドル分の州税削減に向けて3つの住民投票が行われる予定だ。

 住民投票にかけられるティーパーティーの提案は既に7つに達し、これからも増える見込み。問題はどれだけの提案が住民の過半数の支持を集められるかだ。

[2010年5月19日号掲載]

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