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ネットツイッター・エリートの資格と条件
米国務省でも始まったツイート知識階級のフォロワー獲得合戦
値千金のつぶやき? 米国務省「ツイータラティ」の1人、アレック・ロスのツイッター画面
米オンライン俗語辞書のアーバン・ディクショナリーは、「ツイータラティ」を次のように定義する。「数十万人のユーザーにフォローされ、わずか140字のつぶやきで熱心な追っかけの心を捉えて放さないツイート・エリートのこと」
国務省にも、その栄誉に値する若きスターが2人いる。技術革新担当特別顧問のアレック・ロス(@alecjross)と政策立案スタッフのジャレッド・コーエン(@jaredcohen)だ。2人ともテクノロジー業界の有名人で、フォロワーの数では国務省で1、2の座を争うツイーターだ。
有名なネット起業家だったロスは、ヒラリー・クリントン国務長官に請われて国務省入りした。26万9000人が彼をフォローしているのも驚くにあたらない。ロスのつぶやきは、インターネットの自由に関する仕事の近況から私生活まで幅広い(「子供たちが寝たので、ママとテレビを見ながらタイ料理を食べているところ」)。
だがロスは今のところ、31万9000人以上のフォロワーを持つコーエンに後れを取っている。コーエンのツイッターでは、さまざまな記事へのリンクやハイチを支援する方法、コーエンのメディアへの出演日程などがわかる。コーエンは20代にして何冊も本を書いているが、何よりも彼を有名にしたのは09年7月のイラン大統領選だろう。選挙に不正があったと抗議行動を起こしたイランの民衆が外の世界にツイートを送り続けられるよう、ツイッター社にシステムのメンテナンスを止めさせた。
ちなみに、国務省の公式ブログ「ディップノート」をツイッターでフォローするユーザーの数は1万3327人。先週からツイッターを始めたスーザン・ライス米国連大使には、今のところ790人のフォロワーがついている。
さて、最初にフォロワーが50万人を突破するのはロスか、コーエンか? どちらがより優れたツイーターだろう? ご意見、ご感想は@joshroginまで。
Reprinted with permission from The Cable, 3/2/2010. © 2010 by Washingtonpost.Newsweek Interactive, LLC.