「行動変容」から「習慣変容」へ...OSGコーポレーションの「ステハジ」EXPOが示す共創の力
「カリカエ」でマイボトルを借りて返す体験が行動変容を促進
<使い捨てに頼らない日常(未来)への挑戦が、異業種の共創によって加速する。「ステハジ」EXPOが示した持続可能な未来へのヒントとは?>
世界を変えるには、ニュースになるような大規模なプロジェクトや商品だけでは不十分。日本企業のたとえ小さなSDGsであっても、それが広く伝われば、共感を生み、新たなアイデアにつながり、社会課題の解決に近づいていく──。この考えに基づいてニューズウィーク日本版は昨年に「SDGsアワード」を立ち上げ、今年で2年目を迎えました。その一環として、日本企業によるSDGsの取り組みを積極的に情報発信していきます。
現代社会において、使い捨てから生まれる社会課題が様々ある中、プラスチック廃棄物の問題は深刻化の一途をたどっている。年間3億トン以上が生産され、その多くが適切に処理されないまま自然界に流出し、海洋汚染や生態系の破壊を引き起こしている。このような状況を受け、各国や企業は持続可能な具体的なアクションを求められている。
実現には依然として多くの課題が残されているが、「使い捨ては恥ずかしい」の考え方を広めようと2024年9月に大阪で初開催された「ステハジ」EXPOは、持続可能な未来への道筋を示す象徴的なイベントとして注目を集めた。このイベントは、1970年に大阪府で創業し、家庭用・業務用・産業用の水に関する様々な事業を展開する株式会社OSGコーポレーション(以下、OSG)の主催のもと、イノベーションの創出を目指す234の企業や団体が一堂に会し、共創の精神で新たな解決策を模索する場となった。
異業種連携で実現を目指す「使い捨てに頼らない日常(未来)」
OSGは2019年に「ステハジ」プロジェクトを始動し、「使い捨ては恥ずかしい」という力強いメッセージのもと、サステナブル思考の育成を目的とした、「マイボトルの持ち歩き」「給水スポットの拡大」など、異業種間での共創を推進してきた。このプロジェクトには現在、400以上の企業や団体が共創メンバーとして参加し、活動を支えている。
このプロジェクトの中でも特筆すべきは、競合関係にある象印、タイガー、ピーコック、ポケトルといった魔法瓶メーカーが手を取り合い、さらにアーバンリサーチが参加し、「新たな社会の仕組みや個人の習慣」の行動変容と習慣変容に向けて協力した点だ。
この連携を象徴する取り組みとして、「ステハジ」EXPOでは「カリカエ」が実施された。来場者は会場内でマイボトルを「カリて(借りて)カエす(返す)」ことで、実際にその利便性を体感できる。この仕組みは単なる啓発にとどまらない、行動変容を目指した実践的な試みだ。
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