最新記事
SDGsパートナー

「月経不調」に悩む800万人の働き手を支えるために...あすか製薬ホールディングスの挑戦

2024年10月18日(金)11時27分
ニューズウィーク日本版編集部SDGs室 ブランドストーリー

ティーンズ向けウェブサイト「Mint⁺teens」キービジュアル

ティーンズ向けウェブサイト「Mint⁺teens」キービジュアル

さらに、2021年には 10代向けのWebサイト「Mint⁺ teens」を開設。高校保健体育副教材の作成・提供による性教育支援、LINEやInstagramによる情報発信など、多岐にわたる啓発活動を行っている。

これらはもともとCSR活動の一環だったが、2023年には企業向けに研修教材を提供する「Mint⁺ Femknowledge」として事業化も果たした。

高いパフォーマンスを発揮したくても、月経にまつわる体調不良に妨げられている800万人の働き手たち。正しい知識によって女性の健康課題を解決することは、企業の生産性や業績の向上に繋がる。

あすか製薬ホールディングスは現在、月経随伴症状を改善するさまざまな医薬品の提供を通じて、年間428億円の経済損失回避に貢献しているという。啓発活動によって社会的なリテラシーが向上すれば、さらに大きな効果が生まれるだろう。

ヘルスリテラシー向上を目指すあすか製薬

2022年に「Mint⁺」では10代の男女を対象に「生理(月経)や女性のつらい症状に関する10代男女の実態調査」を行った。

その結果、月経に関する理解度に男女間で大きなギャップがあること、男女とも女性の抱える症状の理解を望んでいるものの、話題にしにくい風潮が障壁になっていることがわかった。

調査では、男性では約6割、女性でも2割強が月経の仕組みや働きについて「知識がない」と回答している。

こうした状況を変えるためには、正しい情報の周知に留まらず、性に関する態度や価値観、自分の気持ちをどう伝え、相手の気持ちをどう聞くかといった、コミュニケーションを含むライフスキルとしての性教育、年齢や発達に合わせた包括的な教育プログラムの設計と実践が不可欠だ。

あすか製薬ホールディングスでは今後も、「女性の健康を守るリーディングカンパニー」として、女性のQOLの向上と社会における活躍支援を使命として掲げ、ヘルスリテラシーの向上に向けて積極的に取り組んでいく方針だ。世界中の女性がいつでも健やかに輝ける社会の実現に向けて、意義深い貢献となるだろう。

ニューズウィーク日本版 独占取材カンボジア国際詐欺
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年4月29日号(4月22日発売)は「独占取材 カンボジア国際詐欺」特集。タイ・ミャンマーでの大摘発を経て焦点はカンボジアへ。政府と癒着した犯罪の巣窟に日本人の影

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

豊田織機の非公開化報道、トヨタ「一部出資含め様々な

ビジネス

中国への融資終了に具体的措置を、米財務長官がアジア

ビジネス

ベッセント長官、日韓との生産的な貿易協議を歓迎 米

ワールド

アングル:バングラ繊維産業、国内リサイクル能力向上
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:独占取材 カンボジア国際詐欺
特集:独占取材 カンボジア国際詐欺
2025年4月29日号(4/22発売)

タイ・ミャンマーでの大摘発を経て焦点はカンボジアへ。政府と癒着した犯罪の巣窟に日本人の影

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 2
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは? いずれ中国共産党を脅かす可能性も
  • 3
    トランプ政権の悪評が直撃、各国がアメリカへの渡航勧告を強化
  • 4
    健康寿命は延ばせる...認知症「14のリスク要因」とは…
  • 5
    アメリカ鉄鋼産業の復活へ...鍵はトランプ関税ではな…
  • 6
    関税ショックのベトナムすらアメリカ寄りに...南シナ…
  • 7
    ロシア武器庫が爆発、巨大な火の玉が吹き上がる...ロ…
  • 8
    ロケット弾直撃で次々に爆発、ロシア軍ヘリ4機が「破…
  • 9
    ビザ取消1300人超──アメリカで留学生の「粛清」進む
  • 10
    パニック発作の原因の多くは「ガス」だった...「ビタ…
  • 1
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 2
    「生はちみつ」と「純粋はちみつ」は何が違うのか?...「偽スーパーフード」に専門家が警鐘
  • 3
    「スケールが違う」天の川にそっくりな銀河、宇宙初期に発見される
  • 4
    【クイズ】「地球の肺」と呼ばれる場所はどこ?
  • 5
    女性職員を毎日「ランチに誘う」...90歳の男性ボラン…
  • 6
    教皇死去を喜ぶトランプ派議員「神の手が悪を打ち負…
  • 7
    『職場の「困った人」をうまく動かす心理術』は必ず…
  • 8
    自宅の天井から「謎の物体」が...「これは何?」と投…
  • 9
    「100歳まで食・酒を楽しもう」肝機能が復活! 脂肪…
  • 10
    トランプ政権はナチスと類似?――「独裁者はまず大学…
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 2
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった...糖尿病を予防し、がんと闘う効果にも期待が
  • 3
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?
  • 4
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 5
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 6
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」では…
  • 7
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 8
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大…
  • 9
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 10
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中