最新記事
編集部よりお知らせ

ニューズウィーク日本版「SDGsアワード 2024」

2024年5月21日(火)11時30分
ニューズウィーク日本版編集部SDGs室
SDGsアワード

Newsweek Japan

国連で採択されたSDGs(持続可能な開発目標)は、2030年までに解決を目指す課題として、17の目標と、それらを細分化した169のターゲットを定めています。しかし現実は厳しく、現時点でほぼ全ての目標が達成困難だとみられています。

それでも、歩みを止めるわけにはいきませんし、実際に世界中の企業がサステナブルな取り組みを遂行中です。国内外で次々と導入される規制や、ESG投資の潮流と相まって、SDGsは企業の生存戦略と不可分になったと言っていいでしょう。

一方で私たちメディアは、先駆的な企業の取り組みへのフォロワー(追従者)を生み、社会全体に広めるための努力を十分にしてきたか。画期的な製品や大規模なプロジェクトといった、比較的目立つ事例ばかりを一過性のニュースとして伝えるだけになっていないか。また、ヨーロッパ中心に進んできたSDGsの議論の中で、見過ごされてきた日本企業の実践もあるのではないか。

そういった問題意識から、ニューズウィーク日本版では2023年春、「SDGsアワード」プロジェクトを立ち上げ、日本各地の企業からプロジェクトへの参画を募りました。

たとえ小さな取り組みであっても、社会・企業・読者というさまざまなステークホルダーとともに考え、メディアが広く伝えていけば、他の企業で新しいアイデアにつながったり、何をすべきかの参考になったりするはず――。

そのような発信の場をつくることをミッションに掲げました。

2023年度は、北は北海道から南は鹿児島県まで、計63社が「パートナー企業」として参画してくれました。老舗企業もあればスタートアップもあり、業種も多岐にわたりました。

●2023年度のSDGsアワード授賞式レポートはこちら

そして2024年春、2年目のSDGsアワードを始動します。

日本企業のSDGsを、世界へ。

ニューズウィーク日本版ではこれまでも、雑誌やムック、ウェブサイトで国内外のSDGs事例や最新情報を発信してきました。

SDGsアワード

2024年度も、こうしたメディアとしての情報発信を継続していきます。さらには、2023年度に外部審査員を務めていただいた日本のSDGs研究の第一人者、慶應義塾大学大学院の蟹江憲史教授の研究室とのコラボレーションを実施し、「SDGsアワード」プロジェクトを拡大させていきます。

ニューズウィーク日本版の「SDGsアワード」は、優れた取り組みを評価し表彰するだけのプロジェクトではありません。地球を持続可能にするための歩みを加速させるべく、メディアとして日本企業のSDGs事例を伝え、さらには、世界に向けて発信することも目的としています。

SDGsアワード

【1】ウェブサイトでSDGsのニュース、本プロジェクトに参画するパートナー企業の事例記事を発信していきます。

【2】パートナー企業の中から、部門別にアワード受賞企業を選定します。

【3】部門別アワード受賞企業の取り組みを日本版雑誌に、最優秀賞1社の取り組みは英訳して世界に発信します。

●2023年度のSDGsアワード授賞式レポートはこちら

●2023年度のSDGsアワード受賞企業の詳細についてはこちら

問い合わせ先:ニューズウィーク日本版SDGs室 information@sdgs.newsweekjapan.jp

※2024年度の募集は終了しました。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

アングル:フィリピンの「ごみゼロ」宣言、達成は非正

ワールド

イスラエル政府、ガザ停戦合意を正式承認 19日発効

ビジネス

米国株式市場=反発、トランプ氏就任控え 半導体株が

ワールド

ロシア・イラン大統領、戦略条約締結 20年協定で防
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプ新政権ガイド
特集:トランプ新政権ガイド
2025年1月21日号(1/15発売)

1月20日の就任式を目前に「爆弾」を連続投下。トランプ新政権の外交・内政と日本経済への影響は?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「拷問に近いことも...」獲得賞金は10億円、最も稼いでいるプロゲーマーが語る「eスポーツのリアル」
  • 2
    【クイズ】世界で1番マイクロプラスチックを「食べている」のは、どの地域に住む人?
  • 3
    轟音に次ぐ轟音...ロシア国内の化学工場を夜間に襲うウクライナの猛攻シーン 「ATACMSを使用」と情報筋
  • 4
    【クイズ】次のうち、和製英語「ではない」のはどれ…
  • 5
    ドラマ「海に眠るダイヤモンド」で再注目...軍艦島の…
  • 6
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者…
  • 7
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 8
    「搭乗券を見せてください」飛行機に侵入した「まさ…
  • 9
    「ウクライナに残りたい...」捕虜となった北朝鮮兵が…
  • 10
    雪の中、服を脱ぎ捨て、丸見えに...ブラジルの歌姫、…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 3
    睡眠時間60分の差で、脳の老化速度は2倍! カギは「最初の90分」...快眠の「7つのコツ」とは?
  • 4
    メーガン妃のNetflix新番組「ウィズ・ラブ、メーガン…
  • 5
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 6
    轟音に次ぐ轟音...ロシア国内の化学工場を夜間に襲う…
  • 7
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 8
    「拷問に近いことも...」獲得賞金は10億円、最も稼い…
  • 9
    ドラマ「海に眠るダイヤモンド」で再注目...軍艦島の…
  • 10
    大麻は脳にどのような影響を及ぼすのか...? 高濃度の…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 3
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 4
    夜空を切り裂いた「爆発の閃光」...「ロシア北方艦隊…
  • 5
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が…
  • 6
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──…
  • 7
    TBS日曜劇場が描かなかった坑夫生活...東京ドーム1.3…
  • 8
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 9
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 10
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中