グラミー賞でBTSテテが見せた最強のコミュ力
受賞は逃したもののグラミー賞授賞式で圧巻のパフォーマンスを披露するBTSのメンバー(右端がV) Mario Anzuoni-REUTERS
<ステージの外で目立ったのは「テテ」ことV(ヴィ)の打ち解け力。オリビア・ロドリゴと親密にする役もコミュ力を買われてのことか>
4月3日(現地時間)に米ラスベガスで開催されたグラミー賞授賞式。最優秀ポップデュオ/グループ・パフォーマンス賞にノミネートされていたBTS(防弾少年団)は惜しくも受賞を逃したが、「Butter」の見事なパフォーマンスで会場や視聴者を魅了した。
3月下旬にメンバーのJ-HOPE(ジェイホープ)が新型コロナウイルス陽性となり、他のメンバーより一足遅れてアメリカに入国。JUNG KOOK(ジョングク)も渡米後すぐに陽性反応が出たため、7人そろって式に参加できるか心配したファンも多かったが、無事みんなでステージに立つことができた(3月に左手指を手術したJINは座る演出が多かった)。
本誌4月12日号特集「BTSが愛される理由」の中で、「ひとことで言うと、完成されたエンターテインメント」という言葉が出てくるが、グラミーでのパフォーマンスもまさにそれだった。『007』などスバイ映画風の演出で、とにかく痺れたのがダンスブレイク。『ミッション:インポッシブル』のような場面はスリリングだったし、ジャケットを使った振り付けには目を奪われた。ちなみに前者では、BTSのバラエティー番組「Run BTS!」126話の一場面を思い出した人もいるのでは? このかっこよさと愛嬌が絶妙に交じったところが彼らの魅力でもある。
ステージ以外で目立ったのは、なんといっても「テテ」ことV(ヴィ)のコミュニケーション力。愛されキャラで、「social butterfly(社交家)」と言われる彼は誰とでもすぐに打ち解けることで知られている。パフォーマンス中、オリビア・ロドリゴと親密にする役が回ってきたのもこのコミュ力を買われてだろうか(多くのARMYは気が気でなかったろうが......)。
.@bts_twt's V flirts with @oliviarodrigo at the #Grammys https://t.co/T34KXMa5Cn pic.twitter.com/2DnDuanNBp
— Variety (@Variety) April 4, 2022