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グーグルセルゲイ・ブリンが明かした撤退の真相
中国からの撤退を発表したグーグル。同社の共同創設者であるセルゲイ・ブリンが、中国にけんかを売ることにした理由を明かした。
3月24日、米ウォールストリート・ジャーナル紙のインタビューに答えたブリンは、6歳までをソ連で過ごした経験を語った。かつて暮らした全体主義国家と同様の体制の中国政府に、どうしても協力することができなかったのが撤退の理由だと明かしている。
中国政府がグーグルへの「嫌がらせ」に力を入れだしたのは、08年夏の年北京五輪直後。検閲は増加し、従来と同様のビジネスをするのにも、中国政府から新しい許可が必要になった。
グーグルがもはや中国で歓迎されていないと感じるきっかけになったのが、09年に「反ポルノ」を名目にインターネット規制が強化されたこと。当時、社内会議の5回に1回は中国政府の敵対行為について言及せざるを得なかったという。
撤退を決めたのは09年12月に同社サーバーへのハッキングが明らかになったときだ。社内サーバーを探られたことも許し難いが、それ以上に、反政府派のメールアカウントが偵察されていると知ったことが決め手になった。これが「不満の限界点だった」らしい。
*The Big Money特約
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[2010年4月 7日号掲載]