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iPadはフラッシュなしでも動画OK?

2010年4月8日(木)15時49分
ニック・サマーズ

 4月3日にiPadが発売されたアメリカでは、既に各種メディアがその革新性を絶賛している。そんななか唯一の欠点として指摘されているのは、アドビ社の動画ソフト「フラッシュ」が使えないこと。これでは動画やアニメーション、ゲームを掲載する数多くのサイトを見ることができない。

 アップルは、iPhoneやiPadへのフラッシュの搭載を拒んでいる。それどころか、フラッシュを使わなくても動画が見られる新規格「HTML5」をウェブに普及できると考えている。

 実際iPadの発売前に、ニューヨーク・タイムズやタイム誌などいくつかのサイトはHTML5に対応する予定だと発表された。YouTubeのアプリは最初からiPadに組み込まれ、動画配信サイトHuluはiPad用アプリの開発を検討している。

 サイトや広告に幅広く使われるフラッシュはすぐには消えないだろうが、アップル製品の人気に押されて多くのネット媒体が仕様変更を余儀なくされている。このままだと、フラッシュ未対応は大した問題ではなくなるかもしれない。

[2010年4月14日号掲載]

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