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2009.07.30

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メールと電話のビジネス英語ハンドブック

2009年7月30日(木)15時26分
ロッシェル・カップ(ジャパン・インターカルチュラル・コンサルティング社長)

催促する

顧客や取引先に対して、失礼でない言い方で催促するのは意外にむずかしい。直接的すぎる表現は避けよう。日本語と同じように、英語にも丁寧かつ明確な言い方は存在する。

I would like to remind you about〜(〜について確認させていただきたいのですが)
I am wondering if you already〜(〜はすでにお済みでしょうか)

メールの最後に次のような表現を加えるのも、上手な催促法だ。

I would appreciate it if you could expedite your response to us.
(早急にご回答いただければ助かります)
Thank you for your prompt attention to this matter. (この件について迅速なご配慮を感謝いたします)


返事をせかす

相手から早めに返事をもらいたいとき、日本人はよくASAP(As soon as possibleの略)やurgentを使うが、この表現は相手によって受け取り方が異なり、誤解のもとになりやすいので注意が必要。ASAPやurgentを使っていいのは本当に急いでいる場合のみなので、決まり文句として多用するのは避けよう。返事をせかしたいときは、具体的な日時を明記するのも忘れずに。

Please send the estimate by the end of this week so that I will be able to use it at the meeting with the engineers.(エンジニアとの打ち合わせで使いますので、見積もりを今週末までに送ってください)


アポイントメントの確認

I would like to reconfirm〜 / I would like to double-check〜(〜について再確認させてください)
I would like to review〜with you.(〜について、もう一度確認させていただきたい)
I'd like to make sure that〜(確実に〜であるか確認したい)


添付ファイルの説明

メールにファイルを添付したときは、一言断っておくと親切だ。

I am attaching a file labeled〜
(このメールに〜というタイトルのファイルを添付しました)
I am sending the estimate as an attachment.
(このメールに見積書を添付しました)


誤解を解く

相手に不快感を与えてしまったかもしれないと心配なときは、次のような言い方でフォローできる。

My English isn't perfect, so please let me know if I say something that sounds odd.
(私の英語は完璧ではありませんので、もし何かおかしなことを言っていたらご指摘ください)
I am concerned that perhaps something I said bothered you. Please let me know if you feel that way.(何か失礼なことを申し上げたのではと心配しています。もしそうでしたらご指摘ください)

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