米上院、パデュー駐中国大使を承認 元ジョージア州選出上院議員

4月29日、米上院はトランプ大統領が駐中国大使に指名したデービッド・パデュー元上院議員(写真)の人事案を67対29の賛成多数で承認した。ジョージア州アトランタで2022年5月撮影(2025年 ロイター/Alyssa Pointer)
[ワシントン 29日 ロイター] - 米上院は29日、トランプ大統領が駐中国大使に指名したデービッド・パデュー元上院議員の人事案を67対29の賛成多数で承認した。共和党議員に加え、民主党議員15人と無所属議員1人が支持した。
パデュー氏は2015年から21年までジョージア州選出の共和党上院議員を務め、40年にわたる国際企業幹部としてのキャリアの中では香港での駐在経験がある。
中国と同国の共産党に批判的な一方、米国の雇用を人件費の安い国々に移転することを支持していた企業幹部時代の実績を巡って反発を受けたこともある。昨年のエッセイでは中国の習近平国家主席を「現代の皇帝」と非難し、中国は「資本主義・民主主義」と米国主導の世界秩序の破壊を望んでいると書いている。
トランプ氏はパデュー氏指名時、「中国の指導者らとの生産的な実務関係」を構築してくれるだろうと期待感を表明した。
パデュー氏は4月上旬の公聴会で、米国の対中アプローチは「超党派で戦略的」でなければならないと述べた。