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米特使、プーチン大統領とウクライナ巡り会談 トランプ氏「行動起こせ」

2025年04月12日(土)04時03分

米政権のウィットコフ中東担当特使は11日、ロシアのサンクトペテルブルクでプーチン大統領と会談し、ウクライナ情勢などを巡り協議した。写真は4月11日、ロシアのサンクトペテルブルクで会談するプーチン大統領と米国のウィットコフ中東担当特使(2025年 ロイター/ Sputnik/Gavriil Grigorov/Pool via REUTERS)

[モスクワ 11日 ロイター] - 米政権のウィットコフ中東担当特使は11日、ロシアのサンクトペテルブルクでプーチン大統領と会談し、ウクライナ情勢などを巡り協議した。

プーチン大統領とウィットコフ氏の会談は今年3回目。

ロシアのメディアは、プーチン大統領がウィットコフ氏を出迎える様子や、ウィットコフ氏がロシアのドミトリエフ大統領特使と共に市内のホテルを出る映像を放映した。

トランプ大統領は自身のソーシャルメディアへの投稿で「ロシアは行動を起こさなければならない。恐ろしく無意味な戦争であまりにも多くの人々が、毎週何千人も死亡している。これは決して起こるべきではなかった戦争で、私が大統領だったら起きていなかったはずだ」と述べた。

ウクライナ和平交渉は停滞しており、トランプ大統領は3月末、プーチン大統領に腹を立てているとし、ウクライナ戦争終結に向けた自身の取り組みをロシアが妨害していると感じれば、ロシアに追加制裁を科すと警告していた。

クレムリン(ロシア大統領府)のペスコフ報道官は会談開始前、ロシアが「懸念」を表明する機会になるだろうとした上で、プーチン大統領とトランプ大統領が直接会談する可能性についても協議が行われる可能性があるとした。ただ、今回のウィットコフ氏の訪問は「重大」ではなく、大きな進展を期待すべきではないと述べた。

また、インタファクス通信によると、ペスコフ報道官は、この日の会談を受けたプーチン大統領とトランプ大統領による電話会談は「理論的に可能」という認識を示した。ただ、電話会談の具体的な時期については踏み込まなかった。

ロイター
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