全米50州で反トランプの大規模デモ、関税や政府縮小に抗議 欧州でも

米首都ワシントンなど全米各地で5日、市民がトランプ政権の政策に抗議する大規模なデモを実施した。全米50州で約1200のデモが行われたとみられ、カナダとメキシコでも開催が予定されている。写真はワシントンで撮影(2025年 ロイター/Ken Cedeno)
Jonathan Landay Nathan Layne Tim Reid
[5日 ロイター] - 米首都ワシントンなど全米各地で5日、市民がトランプ政権の政策に抗議する大規模なデモを実施した。全米50州で約1200のデモが行われたとみられ、カナダとメキシコでも開催が予定されている。
ワシントン中心部の国立公園「ナショナル・モール」でもデモが行われ、主催者は2万人以上が参加するとロイターに述べた。
ワシントンのデモに参加した元生物医学科学者の女性は、移民や教育政策、「政府効率化省(DOGE)」の活動、関税などトランプ政権のあらゆる政策に抗議するため参加したとし、「国全体が攻撃を受けている、全ての制度、米国を形作る全てだ」と語った。
元資産運用者の73歳の男性は、包括的な関税など経済政策に懸念を示し、「共和党支持集の農家が損害を被るだろう。雇用が失われ、当然401k(確定拠出年金)が打撃を受ける。人々は何万ドルも失っている」と述べた。
トランプ氏はこの日、フロリダ州でゴルフをした後、自身の邸宅「マール・ア・ラーゴ」で過ごした。約6キロ離れた場所では400人余りの市民がデモを行い、「市場は急落、トランプはゴルフ」と書かれたプラカードを掲げる人もいた。
欧州でも同日、ベルリンやフランクフルト、パリ、ロンドンなどでトランプ氏やDOGEを率いる実業家イーロン・マスク氏に対する抗議活動が行われ、現地在住の米国人らが参加した。
ベルリンでは、マスク氏が最高経営責任者(CEO)を務める米電気自動車(EV)大手テスラのショールームの前に集まった米国人が、母国での「混乱終結」を求めて抗議するよう呼びかけた。
ロンドンでは数百人がトラファルガー広場に集まり、「カナダに手を出すな」、「グリーンランドに手を出すな」、「ウクライナに手を出すな」などと声を上げた。