ニュース速報
ワールド
チリ中銀、2会合連続で金利据え置き インフレリスクなお警戒
2025年03月24日(月)11時31分

3月21日、チリ中央銀行は、政策金利を市場の予想通り5.00%に据え置いた。写真は同中銀。チリのサンティアゴで昨年11月撮影(2025 ロイター/Ivan Alvarado)
[サンティアゴ 21日 ロイター] - チリ中央銀行は21日、政策金利を市場の予想通り5.00%に据え置いた。決定は全会一致で、インフレ圧力に備え慎重な姿勢を促した。
据え置きは2回連続。インフレ率は2─4%の目標レンジを上回っており、2月は前年比で4.7%と前月の4.9%から減速した。
中銀によると、チリ経済はここ数カ月、主に輸出に加えて農業と観光業の追い風もあり、予想以上に活況となっている。
ただ声明では、入手可能なデータはインフレ見通しがなおリスクをはらんでおり、注意が必要であることが再確認されたと指摘した。
中銀が今月実施したアナリスト調査では金利据え置きが予想されていた。また、金利は短期的に5%にとどまり、年末までに4.75%に低下すると予想されている。