中国フフホト市が子育て支援策、第3子に10歳まで年1万元給付など

3月18日 中国・内モンゴル自治区の省都フフホト市は今月、新生児に毎日ミルクを無料で提供するといった一連の子育て支援策を発表した。写真は2014年9月、上海で撮影(2025年 ロイター/Carlos Barria)
[香港 18日 ロイター] - 中国・内モンゴル自治区の省都フフホト市は今月、新生児に毎日ミルクを無料で提供するといった一連の子育て支援策を発表した。
国営通信新華社が17日に伝えたところによると、中国全土で20以上の省レベルの行政機関が子育て支援金を提供し始めた。
中国の人口は2024年に3年連続で減少し、婚姻件数は2割も減少している。
フフホト市の支援策は第1子が生まれた夫婦に一時金として1万元(1382.51ドル)を給付。第2子には5歳になるまで年間1万元を支援する。第3子は10歳になるまで年間1万元が支給され、その総額は地元住民の年収のおよそ2倍になる。
同市はまた、3月1日以降に出産した母親を対象に、毎日1杯のミルクを無料で提供。乳業会社2社からは3000元相当の電子バウチャーも受け取れるという。