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カナダ、米国製戦闘機購入見直しへ カーニー氏「安保多角化を」

2025年03月18日(火)08時09分

カナダのカーニー新首相は3月17日、米国からの戦闘機購入契約に代わる可能性を模索していることを明らかにした。写真は米海軍の航空母「カール・ビンソン」から飛び立つF35。2024年7月、オアフ島で撮影(2025年 ロイター/Marco Garcia)

David Ljunggren

[オタワ 17日 ロイター] - カナダのカーニー新首相は17日、米国からの戦闘機購入契約に代わる可能性を模索していることを明らかにした。カナダが安全保障を米国に依存し過ぎていることに懸念を示した。

カナダは、米防衛大手ロッキード・マーチンからF─35戦闘機88機を購入する190億カナダドル(約132億9000万米ドル)相当の契約を結んでいるが、カーニー氏は就任後すぐに見直しを指示した。

カナダ国防省によると、契約は現時点で継続されており、カナダは最初の16機の購入資金を法的に約束しているという。

カーニー氏は訪英中に記者団に「われわれの安全保障関係が米国に集中し過ぎているのは明らかだ。多角化しなければならない」と語り、カナダが国防予算の約80%を米国の兵器に費やしていると指摘した。

カナダは2023年にF─35契約に調印。26年に第1号機の引き渡しを見込んでいる。

ロイター
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