ニュース速報
ワールド

ボリビア、エネルギー輸入に暗号資産利用へ ドルと燃料不足で

2025年03月13日(木)14時23分

南米ボリビアの国営エネルギー企業YPFBは、深刻なドルと燃料の不足に対応し、エネルギー輸入代金の決済に暗号資産(仮想通貨)を利用する計画であることが3月12日、分かった。同社広報と政府高官がロイターに明らかにした。写真はYPFBのロゴ。ボリビアで2024年7月撮影(2025年 ロイター/Claudia Morales)

[ラパス 12日 ロイター] - 南米ボリビアの国営エネルギー企業YPFBは、深刻なドルと燃料の不足に対応し、エネルギー輸入代金の決済に暗号資産(仮想通貨)を利用する計画であることが12日、分かった。同社広報と政府高官がロイターに明らかにした。

ボリビアは天然ガスの輸出が何年間も減少しており、外貨準備が危険な水準まで落ち込んでいる。

YPFB広報はロイターに対し、需要を満たすためにデジタル資産を利用することを政府から認められ、燃料購入に暗号資産を使うシステムを整備済みだと説明。「今から、こうした(暗号資産の)決済が実行される」と述べた。政府報道官もそうした計画を認めた。

ボリビアはかつて天然ガスの埋蔵量が豊富で、何十年にもわたってエネルギーの純輸出国だった。しかし大規模な新規ガス田が発見されない中で生産量が減り、今では輸入に頼っている。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

親パレスチナ活動の学生逮捕、国外退去一時差し止めを

ビジネス

英金融規制当局、「多様性と包摂性」促進案を取り下げ

ワールド

中国商務省がウォルマートと協議、米関税コスト転嫁報

ワールド

ガザ住民巡るトランプ氏発言、エジプトが評価
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:日本人が知らない 世界の考古学ニュース33
特集:日本人が知らない 世界の考古学ニュース33
2025年3月18日号(3/11発売)

3Dマッピング、レーダー探査......新しい技術が人類の深部を見せてくれる時代が来た

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやステータスではなく「負債」?
  • 2
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦している市場」とは
  • 3
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は中国、2位はメキシコ、意外な3位は?
  • 4
    メーガン妃が「菓子袋を詰め替える」衝撃映像が話題…
  • 5
    うなり声をあげ、牙をむいて威嚇する犬...その「相手…
  • 6
    白米のほうが玄米よりも健康的だった...「毒素」と「…
  • 7
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアで…
  • 8
    「これがロシア人への復讐だ...」ウクライナ軍がHIMA…
  • 9
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」…
  • 10
    113年間、科学者とネコ好きを悩ませた「茶トラ猫の謎…
  • 1
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」ワケ
  • 2
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 3
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 4
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやス…
  • 5
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だ…
  • 6
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 7
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦してい…
  • 8
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 9
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン…
  • 10
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中