イスラエルがレバノンとの国境協議に同意 米仏が関与

3月11日、イスラエルのネタニヤフ首相(写真)は、レバノンとの国境画定のため米国とフランスが加わる4カ国協議の枠組みを設けることに同意したとの声明を発表した。2月6日、ワシントンで撮影(2025年 ロイター/Kent Nishimura)
[カイロ 11日 ロイター] - イスラエルのネタニヤフ首相は11日、レバノンとの国境画定のため米国とフランスが加わる4カ国協議の枠組みを設けることに同意したとの声明を発表した。
これに際し、イスラエルは「レバノン大統領への意思表示」としてレバノン人の捕虜5人を解放すると明らかにした。
レバノンによると、既に4人が解放され、残る1人は12日に拘束が解かれる見通し。レバノン国営通信NNAなど地元メディアは、解放された4人は既に南部ティルス(スール)の病院に運ばれていると伝えた。
米国のモーガン・オルタガス中東担当副特使はX(旧ツイッター)に11日に投稿し「米国はレバノンとイスラエル両国間に存在する未解決の諸問題について外交的解決を目指す協議に取り組んでいる」と述べた。