米下院は11日につなぎ予算案採決、政府機関閉鎖回避へ=議長

3月6日、ジョンソン米下院議長(共和党)は、政府機関閉鎖を回避するためのつなぎ予算案(継続予算決議=CR)を、11日の本会議で採決することを目指していると明らかにした。写真は、マイク・ジョンソン下院議長。1月27日、マイアミで撮影(2025年 ロイター/Elizabeth Frantz)
[ワシントン 6日 ロイター] - ジョンソン米下院議長(共和党)は6日、政府機関閉鎖を回避するためのつなぎ予算案(継続予算決議=CR)を、11日の本会議で採決することを目指していると明らかにした。
連邦政府機関の一部はこのまま対策を講じなければ15日にも機能停止に追い込まれる見込みで、つなぎ予算案は9月30日までの年度内の政府活動資金を手当てする。
ジョンソン氏は記者団に「(採決は)恐らく11日になるだろう」と語った。
これまで、歳出削減が含まれないことを理由につなぎ予算案に反対する傾向があった共和党保守強硬化のグループ「フリーダム・コーカス」は今回、トランプ大統領との会談を経て賛成に回る意向を示唆している。
主要メンバーの1人であるアンディ・ハリス下院議員は「われわれが可決できる形でCRを策定する作業を進めていく」と述べた。
トランプ氏は下院の共和党議員らに、今後の減税や国境警備強化、不法移民強制送還、エネルギー規制改革、防衛費増額といった政策課題を実行できるよう、CRを支持するよう促している。
下院では、野党民主党議員が全て反対した場合、2人以上の共和党議員も反対に回るとCRを可決できない。
現時点では財政タカ派のトーマス・マッシー議員が既に反対を表明した。