米の対中関税で世界的貿易戦争なら豪州は「敗者」=中銀副総裁

オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)のハウザー副総裁は3月5日の講演で、米国の中国に対する追加関税が引き金となって世界的な貿易戦争が本格化すれば、オーストラリアは「敗者」になると警告し、先月に利下げを決めた要因の1つはそうしたリスクだと説明した。2018年2月、シドニーのRBA前で撮影(2025年 ロイター/Daniel Munoz)
[シドニー 5日 ロイター] - オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)のハウザー副総裁は5日の講演で、米国の中国に対する追加関税が引き金となって世界的な貿易戦争が本格化すれば、オーストラリアは「敗者」になると警告し、先月に利下げを決めた要因の1つはそうしたリスクだと説明した。
ハウザー氏は「オーストラリアはグローバル経済、特に中国としっかり結び付き、これに依存している。だからわれわれにとってより大きなマクロ経済上のリスクは、米国の第3国への関税発動が世界的な貿易戦争のきっかけとなり、それがわが国の幅広い貿易・金融網を損なう事態だ」と語った。
その上でハウザー氏は、世界的な貿易戦争勃発の可能性がRBAによる4年余りぶりの利下げ決定に影響を与えたと指摘。利下げは物価上昇率が目標圏の2-3%の中心を下回るリスクも減らしたと付け加えた。
ハウザー氏は「金融政策は時差を伴って効果を発揮するので、過去ではなく将来を見据えなければならない」と強調した。
またハウザー氏は、持続可能な失業率の水準は下振れしている可能性もあるが、RBAはなお労働市場が引き締まっていると判断しているとの見方を示した。
こうした理由からRBAは追加利下げについて慎重姿勢を維持し、まずは物価情勢がさらに改善するのを見極める方針だ。
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