豪首相の支持率最低に、総選挙で再選危うく=世論調査

17日公表された豪世論調査によると、アルバニージー首相(写真)率いる労働党政権の交代を求める有権者が過半数を占めたほか、首相の支持率が就任以来最低となり、5月までに実施される総選挙で再選が危うくなっている。2024年8月、キャンベラで撮影(2025年 ロイター/Tracey Nearmy)
Renju Jose
[シドニー 17日 ロイター] - 17日公表された豪世論調査によると、アルバニージー首相率いる労働党政権の交代を求める有権者が過半数を占めたほか、首相の支持率が就任以来最低となり、5月までに実施される総選挙で再選が危うくなっている。
調査会社ニューズポールが豪紙オーストラリアンの委託で行った調査では、対象となった1244人の有権者中約53%が、労働党政権は再選に値しないと回答。再選されるべきとの回答は34%だった。
アルバニージー氏の実績について「満足」から「不満足」を引いた純評価はマイナス21と、首相就任以来最低となった。
野党連合と与党のどちらに投票するかを問う調査の支持率は、野党連合が51対49で与党へのリードを維持。今回の調査結果が選挙で再現されれば、与党が過半数に達しない公算が最も大きいとみられている。
アルバニージー政権は生活費上昇への対応や雇用拡大に向けさまざまな政策を打ち出しているが、支持率押し上げに苦戦している。