スターマー英首相、戦後ウクライナへの平和維持軍派遣に前向き

スターマー英首相は2月16日、戦争終結後の平和維持軍の一員としてウクライナに英軍を派遣する用意があると述べた。10日、英南部ニューキーで代表撮影(2025年 ロイター)
[ロンドン 16日 ロイター] - スターマー英首相は16日、戦争終結後の平和維持軍の一員としてウクライナに英軍を派遣する用意があると述べた。
英軍兵士を「危険な目に遭わせる」ことを軽々しく検討するわけではないとしつつ、ロシアのプーチン大統領のさらなる侵略を抑止するためには、ウクライナの恒久的な平和を確保することが不可欠と述べた。
ルビオ米国務長官は16日、ロシア・ウクライナ戦争の終結に向けた「真の交渉」にはウクライナと欧州も参加すると述べ、今週行われる米国とロシアの会談が、和平に関するプーチン大統領の真剣さを見極める機会になることを示唆した。
スターマー氏はデイリー・テレグラフ紙に、ロシアとウクライナの戦争が終結しても、プーチンが再び攻撃を仕掛けてくるまでの一時的な小休止に終わってはならないと寄稿した。
ウクライナへの平和維持軍派遣を検討していると明言するのは初めて。これまでは、和平合意で役割を果たすことに前向きと述べるにとどめていた。