中国外相、ドイツ・EUとの協力深化表明 独首相と会談

中国の王毅外相は2月15日、ドイツで開催されたミュンヘン安全保障会議の合間にショルツ独首相と会談し、ドイツと欧州連合(EU)を戦略的パートナーと見なしていると述べたほか、自由貿易と多国間主義の精神に基づく協力関係の強化を望んでいると強調した。写真は欧州連合(EU)と中国の旗。2016年7月、北京で撮影(2025年 ロイター/Jason Lee)
Liz Lee
[北京 15日 ロイター] - 中国の王毅外相は15日、ドイツで開催されたミュンヘン安全保障会議の合間にショルツ独首相と会談し、ドイツと欧州連合(EU)を戦略的パートナーと見なしていると述べたほか、自由貿易と多国間主義の精神に基づく協力関係の強化を望んでいると強調した。
王外相は、世界の平和と安定を維持するための積極的な2国間努力の一環として、ドイツとの「全面的な協力」を深めたいと述べた。
EUが昨年10月、中国製の電気自動車(EV)に対する関税引き上げを決定した際、ドイツが反対票を投じたことについては、「理性的で現実的」な態度を評価する旨を伝えた。
中国外務省の発表によると、ドイツが「中国とEU間の貿易摩擦やその他の問題をできるだけ早く解決するために、建設的な役割を果たし続ける」ことを望むと述べた。
王氏はミュンヘンで、EUの外交政策責任者や、スペイン、フランスの当局者とも会談した。