ＴｉｋＴｏｋ禁止法施行の猶予延長も、トランプ氏言及

　２月１３日、トランプ米大統領は、中国系動画投稿アプリ「ＴｉｋＴｏｋ（ティックトック）」の米国内での禁止措置施行を７５日間延期した措置について、延長する可能性を示した。２０２２年８月撮影（２０２５年　ロイター/Dado Ruvic）

Andrea Shalal

[ワシントン １３日 ロイター] - トランプ米大統領は１３日、中国系動画投稿アプリ「ＴｉｋＴｏｋ（ティックトック）」の米国内での禁止措置施行を７５日間延期した措置について、延長する可能性を示した。

トランプ氏は大統領執務室で記者団に対し、ＴｉｋＴｏｋを米国内で存続させるための取引を依然として望んでいると述べ、２０２４年大統領選での勝利にＴｉｋＴｏｋが役立ったと評価した。

ＴｉｋＴｏｋを巡っては国家安全保障上の懸念から、親会社の中国企業の字節跳動（バイトダンス）に米国事業の売却かサービス停止を求める新法が１月１９日に発効。トランプ氏は翌２０日の大統領就任直後後に新法の施行を７５日間延期する大統領令に署名した。

トランプ氏は、期限が迫っているのではないかとの質問に「２週間ほど前から９０日間あり、延長できると確信している。だが様子を見よう。その必要はないと思う」と答えた。

９０日間が何を意味するのかは明らかではない。

トランプ氏は、ＴｉｋＴｏｋの買収に関心を示す向きが大勢いると述べ、２４年の選挙以降、同アプリのイメージが変わったと指摘。ＴｉｋＴｏｋは公正で、若い有権者にアピールするのに役立つとの見解を示した。

米国の買い手へのＴｉｋＴｏｋ売却は中国の利益にもなるため、習近平国家主席が承認すると信じていると述べた。