英バークレイズ、通期決算は予想上回る増益 見通し引き上げ
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2月13日、英大手銀行バークレイズが発表した24年通期決算は税引き前利益が24%増加し、予想を上回った。写真は、同社支店に掲げられたロゴ。2012年4月、イングランド北部、アルトリンチャムで撮影(2025年 ロイター/Phil Noble)
Sinead Cruise Chandini Monnappa
[ロンドン 13日 ロイター] - 英大手銀行バークレイズが13日発表した24年通期決算は税引き前利益が24%増加し、予想を上回った。投資銀行部門が大幅な増益となったほか、利下げペースが予想を下回たことが国内融資事業の支援要因となった。
25年の業績予想も引き上げた。
24年通期の税引き前利益は81億ポンド。アナリスト予想の平均は80億7000万ポンド、前年の実績は66億ポンドだった。
同行は24年の財務目標を達成したと表明。有形株主資本利益率(RoTE)は10.5%。目標は10%以上だった。
C・S・べンカタクリシュナン最高経営責任者(CEO)は「25年の新たな予想には、連結ベースのRoTEを11%前後とすることが含まれる。これは26年の目標に向けた次の重要なステップになる。26年は連結ベースのRoTEを12%以上にすることを目指す」と述べた。
投資銀行部門の総利益は118億ポンド。アナリスト予想は116億ポンドだった。株式事業が前年比40%の増益、債券事業が29%の増益だった。