ニュース速報
ワールド

パナマ、中国「一帯一路」構想から離脱意向 米国務長官が歓迎

2025年02月04日(火)08時08分

2月3日、ルビオ米国務長官(写真)は、パナマが中国の広域経済圏構想「一帯一路」への参加を更新しない決定を下したことを歓迎し、米国とパナマの関係にとって「大きな前進」だと述べた。パナマシティで代表撮影(2025年 ロイター)

Simon Lewis Michael Martina

[サンサルバドル/ワシントン 3日 ロイター] - ルビオ米国務長官は3日、パナマが中国の広域経済圏構想「一帯一路」への参加を更新しない決定を下したことを歓迎し、米国とパナマの関係にとって「大きな前進」だと述べた。

ルビオ氏は今週、就任後初の外遊でパナマを訪問し、同国に対し中国との関係を巡り圧力をかけた。

パナマのムリノ大統領はルビオ氏との会談後、一帯一路構想への協力に関する中国との合意を更新しない方針を示し、失効前に打ち切る可能性もあると表明。合意は2─3年で失効する予定としたが、詳細は明らかにしなかった。

ルビオ氏は「パナマが中国の一帯一路構想への参加を失効させるというムリノ大統領の発表は、米・パナマ関係と自由なパナマ運河にとって大きな前進で、米国の国家安全保障を守り米国民に繁栄をもたらす米大統領のリーダーシップの一例だ」とXに投稿した。

中国の傅聡国連大使は、パナマの決定は「遺憾」とし、「『一帯一路』構想に対する米国など西側諸国の中傷は全く根拠がない」と反論した。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

原油先物下落、トランプ氏が対メキシコ・カナダ関税発

ワールド

TikTokに「多くの関心」、トランプ氏が投稿

ビジネス

米テスラの加州登録台数、昨年は12%減 5四半期連

ワールド

アングル:メキシコ大統領の外交手腕に脚光、トランプ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:中国経済ピークアウト
特集:中国経済ピークアウト
2025年2月11日号(2/ 4発売)

AIやEVは輝き、バブル崩壊と需要減が影を落とす。中国「14億経済」の現在地と未来図を読む

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」を予防するだけじゃない!?「リンゴ酢」のすごい健康効果
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    足の爪に発見した「異変」、実は「癌」だった...怪我との違い、危険なケースの見分け方とは?
  • 4
    老化を防ぐ「食事パターン」とは?...長寿の腸内細菌…
  • 5
    メーガン妃からキャサリン妃への「同情発言」が話題…
  • 6
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」…
  • 7
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 8
    脳のパフォーマンスが「最高状態」になる室温とは?…
  • 9
    「靴下を履いて寝る」が実は正しい? 健康で快適な睡…
  • 10
    今も続いている中国「一帯一路2.0」に、途上国が失望…
  • 1
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」を予防するだけじゃない!?「リンゴ酢」のすごい健康効果
  • 4
    「DeepSeekショック」の株価大暴落が回避された理由
  • 5
    今も続いている中国「一帯一路2.0」に、途上国が失望…
  • 6
    DeepSeekショックでNVIDIA転落...GPU市場の行方は? …
  • 7
    緑茶が「脳の健康」を守る可能性【最新研究】
  • 8
    血まみれで倒れ伏す北朝鮮兵...「9時間に及ぶ激闘」…
  • 9
    「靴下を履いて寝る」が実は正しい? 健康で快適な睡…
  • 10
    老化を防ぐ「食事パターン」とは?...長寿の腸内細菌…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 3
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 4
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のア…
  • 5
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀…
  • 6
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 7
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 8
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
  • 9
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 10
    中国でインフルエンザ様の未知のウイルス「HMPV」流…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中