トランプ氏の関税警告、ロ報道官「目新しさなし」 発言は注視
ロシアのペスコフ大統領報道官は23日、ロシアがウクライナ戦争終結に合意しないのなら関税や制裁を課すとするトランプ米大統領の発言について、特に目新しさはないと述べた。モスクワのクレムリン、昨年8月撮影。(2025 ロイター/Maxim Shemetov/File photo)
[モスクワ 23日 ロイター] - ロシアのペスコフ大統領報道官は23日、ロシアがウクライナ戦争終結に合意しないのなら関税や制裁を課すとするトランプ米大統領の発言について、特に目新しさはないと述べた。
トランプ氏は22日、自身のソーシャルメディアで「ロシアが米国などに販売するあらゆるものに、高水準の税金・関税・制裁を科す以外に選択肢はない」と述べた。
ペスコフ氏は、トランプ氏の発言に関する記者団の質問に、トランプ氏は1期目でもたびたびロシアに制裁を発動していたと指摘し、「特に新しい要素は見当たらない。彼はこの方法が好きなのだ。少なくとも1期目はそうだった」と述べた。
その上で、ロシアはトランプ氏の全ての発言を注意深く監視しているとし 「全てのニュアンスをつぶさに記録している。われわれには引き続き対話の用意があり、プーチン大統領はそれを繰り返し言っている。対等な対話、互いを尊重し合う対話だ」と述べた。
トランプ氏は、近いうちにプーチン氏と会談する予定だと述べている。ペスコフ氏は、米側からの「シグナル」を待っている状況だと語った。