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台湾周辺の軍事演習、実施の判断は「中国次第」 中国国防省が声明

2024年12月13日(金)12時01分

 12月13日、中国国防省は、台湾周辺で数日間行われている軍事活動について沈黙を破り、演習を行うかどうかの決定は中国次第だとし、軍は分離主義勢力との戦闘に消極的になることはないと強調した。写真は台湾の台北で昨年11月撮影(2024 ロイター/Carlos Garcia Rawlins)

Joe Cash Ben Blanchard

[北京/台北 13日 ロイター] - 中国国防省は13日、台湾周辺で数日間行われている軍事活動について沈黙を破り、演習を行うかどうかの決定は中国次第だとし、軍は分離主義勢力との戦闘に消極的になることはないと強調した。

台湾軍は9日、中国が7つの航空予備区域を設置し、海軍艦隊と沿岸警備隊の船舶を台湾周辺海域に派遣したことを受け、緊急対応センターを設置し、警戒態勢を強めたと明らかにした。

中国軍は演習の実施について公表していない。

中国国防省は、台湾の頼清徳総統が太平洋島しょ国3カ国を歴訪中に経由地として米ハワイ州とグアムに立ち寄ったことや、中国が軍事演習を実施したかどうかについての質問に答える声明で回答を避け、「戦術と流れは常に変化している」と述べた。

「演習を行うかどうか、またいつ行うかは我々自身の必要性と闘争の状況に応じて我々が決定すべき事項である」とした。

その上で「演習が行われるかどうかに関わらず、人民解放軍は独立反対と統一のための戦いに弱腰になったりはしない」とし、「独立を求める外国勢力への依存」は厳しく処罰され、「失敗する運命にある」と強調した。

台湾国防部(国防省)は12日、中国が台湾周辺で軍事活動を活発化しているとして9日に設置した緊急対応センターを閉鎖した。

ロイター
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