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北海ブレント、25年平均価格は73ドルの見通し=JPモルガン

2024年11月25日(月)10時43分

 11月22日、JPモルガンは、2025年の北海ブレント原油先物価格について、平均で1バレル=73ドルになるとの見通しを示した。2019年11月、テキサス州で撮影(2024年 ロイター/Angus Mordant)

[22日 ロイター] - JPモルガンは、2025年の北海ブレント原油先物価格について、平均で1バレル=73ドルになるとの見通しを示した。同年末時点では70ドルを大きく下回ると予想した。米WTI原油先物は64ドルの見通し。

リサーチノートで「25年に関する当社の見方は過去1年間ほとんど変わっていない。日量130万バレルの大幅な余剰とブレントの平均73ドルを見込んでいる」とした。

世界の石油需要の伸びについては今年の日量130万バレルから来年は110万バレルに減速すると予想。中国が主導するのは来年が最後で、26年にはインドがけん引役になるとの見方を示した。

また、大幅な余剰により、北海ブレント先物価格は26年末までに60ドルを下回るとし、同年の平均価格は61ドルと予想した。WTIは平均57ドルの見通し。

これらの予想は石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」が現在の生産量を維持することが前提という。

同社はまた、需給のファンダメンタルズが弱いことが、石油価格を押し下げるというトランプ次期米大統領の公約実現に寄与する可能性があると指摘した。

ロイター
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