ニュース速報
ワールド

ショルツ独首相、2期目出馬へ ピストリウス国防相が不出馬表明

2024年11月22日(金)08時16分

 11月21日、来年2月に予定されるドイツ総選挙を巡り、ピストリウス国防相(写真左)が与党・社会民主党(SPD)の首相候補に立候補しない意向を表明した。これを受け、ショルツ首相(右)が2期目を目指す見通しとなった。9月4日、パンカーで撮影(2024年 ロイター/Fabian Bimmer)

Andreas Rinke Sarah Marsh

[ベルリン 21日 ロイター] - 来年2月に予定されるドイツ総選挙を巡り、ピストリウス国防相が与党・社会民主党(SPD)の首相候補に立候補しない意向を表明した。これを受け、ショルツ首相が2期目を目指す見通しとなった。

ピストリウス氏は国民の人気が高く、SPD内では同氏を首相候補に推す声が強まっていた。

ピストリウス氏は21日に投稿した動画で「首相候補に立候補しない意向を党と会派のリーダーに伝えた」と明らかにし、「完全に私自身の決断だ」と述べた。その上で、ショルツ氏について「傑出した首相」で、「おそらくここ数十年で最大の危機を通じて3党連立を率いた」とし、全面的な支持を初めて表明した。

SPD関係者によると、党幹部は25日にショルツ氏の首相候補正式指名を求める見通し。

ただ専門家は、ショルツ氏への信頼感が党内外で低迷していることから、最大野党・キリスト教民主同盟(CDU)の首相候補であるメルツ党首と比べて不利になるとみている。

世論調査でSPDの支持率は15%前後と2021年総選挙時から10ポイント超低下し、CDUの33%、極右「ドイツのための選択肢(AfD)」の約18%に次いで3位に低迷している。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

米ギャップ、売上高見通し引き上げ ホリデー商戦好発

ビジネス

気候変動ファンド、1―9月は240億ドルの純流出=

ワールド

トランプ次期米大統領、ウォーシュ氏の財務長官起用を

ワールド

米商務長官指名のラトニック氏、中国との関係がやり玉
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:超解説 トランプ2.0
特集:超解説 トランプ2.0
2024年11月26日号(11/19発売)

電光石火の閣僚人事で世界に先制パンチ。第2次トランプ政権で次に起きること

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本人はホームレスをどう見ているのか? ルポに対する中国人と日本人の反応が違う
  • 2
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 3
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋トレに変える7つのヒント
  • 4
    Netflix「打ち切り病」の闇...効率が命、ファンの熱…
  • 5
    【ヨルダン王室】生後3カ月のイマン王女、早くもサッ…
  • 6
    NewJeans生みの親ミン・ヒジン、インスタフォローをす…
  • 7
    元幼稚園教諭の女性兵士がロシアの巡航ミサイル「Kh-…
  • 8
    北朝鮮は、ロシアに派遣した兵士の「生還を望んでい…
  • 9
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 10
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査を受けたら...衝撃的な結果に「謎が解けた」
  • 3
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り捨てる」しかない理由
  • 4
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 5
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 6
    アインシュタイン理論にズレ? 宇宙膨張が示す新たな…
  • 7
    日本人はホームレスをどう見ているのか? ルポに対す…
  • 8
    クルスク州の戦場はロシア兵の「肉挽き機」に...ロシ…
  • 9
    沖縄ではマーガリンを「バター」と呼び、味噌汁はも…
  • 10
    メーガン妃が「輝きを失った瞬間」が話題に...その時…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 3
    外来種の巨大ビルマニシキヘビが、シカを捕食...大きな身体を「丸呑み」する衝撃シーンの撮影に成功
  • 4
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 5
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 6
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウク…
  • 7
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 8
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大…
  • 9
    モスクワで高層ビルより高い「糞水(ふんすい)」噴…
  • 10
    ロシア陣地で大胆攻撃、集中砲火にも屈せず...M2ブラ…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中