米製兵器で攻撃容認なら第3次大戦のリスク、ロシア議員がけん制
11月18日、ロシアのマリア・ブティナ議員(写真)は、バイデン米大統領がウクライナに米国製兵器を使用してロシア領内を攻撃することを容認すれば、第3次世界大戦を引き起こすリスクがあるとけん制した。写真は8月、モスクワで撮影(2024年 ロイター/Maxim Shemetov)
[モスクワ 18日 ロイター] - ロシアのマリア・ブティナ議員は18日、バイデン米大統領がウクライナに米国製兵器を使用してロシア領内を攻撃することを容認すれば、第3次世界大戦を引き起こすリスクがあるとけん制した。
ブティナ氏はロイターに「バイデン政権は、自分たちにまだ権力がある任期中に、状況を最大限にエスカレートさせようとしている」と主張。「(次期米大統領の)トランプ氏がこの決定を覆すことを私は強く望んでいる。第3次世界大戦を引き起こすリスクが大きく、それは誰の利益にもならない」と語った。
ロイターは17日、米政府当局者や関係者の話として、バイデン米政権はウクライナが米国製兵器を使用してロシア領内を攻撃することを許可したと報じた。
ニューヨーク・タイムズ紙も、バイデン政権が決定を下したと伝えている。クレムリン(ロシア大統領府)は報道についてまだコメントしていない。
ロシアのプーチン大統領は9月12日、西側諸国がウクライナに供与した長射程兵器でロシアに対する攻撃を認めれば、西側諸国はロシアと直接戦うことになると警告した。