トランプ氏、司法省要職に弁護人を起用 不倫口止め訴訟など担当
11月14日、トランプ次期米大統領(写真左)は口止め料の不正会計処理に関する刑事裁判などでトランプ氏を弁護したトッド・ブランチ氏(同右(を含む弁護団のメンバー3人を新政権の司法省の要職に指名した。ニューヨークで3月代表撮影(2024年 ロイター)
Andrew Goudsward Kanishka Singh
[ワシントン 14日 ロイター] - トランプ次期米大統領は14日、不倫口止め料の不正会計処理に関する刑事裁判などでトランプ氏を弁護したトッド・ブランチ氏を含む弁護団のメンバー3人を新政権の司法省の要職に指名した。
トランプ氏は、ポルノ女優のストーミー・ダニエルズさんへの口止め料支払いを巡り、今年の公判で同氏を弁護したブランチ氏を司法副長官に指名した。
また、同じく弁護団のエミル・ボーブ氏を司法副長官代理に指名。連邦最高裁の訟務長官には、2020年大統領選の結果を覆そうとしたとしてトランプ氏が起訴された裁判で弁護を担当し、在職中の公的な行為に関する免責特権を最高裁に認めさせたジョン・サウアー氏を指名した。
司法副長官は、司法省の11万人以上の職員を日常的に監督し、米連邦捜査局(FBI)やその他の捜査機関も監督する。
司法副長官と訟務長官の指名は上院での承認が必要。
元連邦検察官のブランチ氏は、トランプ氏が20年大統領選の結果を覆そうとした行為や大統領退任後に機密文書を保持していたことを巡る裁判でも弁護人を務めている。