米に停戦期待託さず、言葉より行動を=ヒズボラ幹部
イラン支援下にあるレバノンの武装組織ヒズボラ幹部は7日、米大統領選でのトランプ氏勝利に関連し、レバノンでの停戦に向けたあらゆる努力を歓迎するが、特定の米政権に期待を託すつもりはないと述べた。写真はイスラエル北部で同日撮影(2024年 ロイター/Violeta Santos Moura)
Timour Azhari
[ベイルート 7日 ロイター] - イラン支援下にあるレバノンの武装組織ヒズボラ幹部は7日、米大統領選でのトランプ氏勝利に関連し、レバノンでの停戦に向けたあらゆる努力を歓迎するが、特定の米政権に期待を託すつもりはないと述べた。
同幹部は「政権を握っている政党が変わっても、イスラエルに関しては多かれ少なかれ同じ政策を取る」と指摘。実際の行動や決断が肝要だとの考えを示した。
レバノンの放送局アル・ジャディードは今週、トランプ氏の娘ティファニーさんの義父であるレバノン系米国人実業家マサド・ボウロス氏の発言として、停戦合意に向けたレバノン側との交渉責任者にボウロス氏が就任すると報じた。報道によるとボウロス氏は、トランプ氏が1月の大統領就任前の戦争終結を目指しているとも述べたという。
ボウロス氏のコメントは得られていない。