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独首相、代表団率いてインド訪問へ 対中依存度の低減目指す

2024年10月23日(水)18時36分

10月23日、 ドイツのショルツ首相は今週、代表団を率いてニューデリーを訪問する。写真は6月、伊サヴェッレトリで会談するショルツ氏とインドのモディ首相(2024年 ロイター/Guglielmo Mangiapane)

Christian Kraemer

[ベルリン 23日 ロイター] - ドイツのショルツ首相は今週、代表団を率いてニューデリーを訪問する。インド市場に対するアクセスを拡大し、中国への依存度を下げることを目指す。

ハーベック経済相は23日、「世界で最も人口の多い国であるインドはインド太平洋地域におけるドイツ経済の重要なパートナーであり、ドイツ経済の多様化において重要な役割を果たす」と表明。「ドイツ企業の強靭性とアジアとのサプライチェーン(供給網)を強化しなければならない」と述べた。

ドイツ商工会議所(DIHK)の対外貿易担当責任者フォルカー・トレイアー氏は、2022年のドイツの対インド直接投資額は約250億ユーロ(270億ドル)で、対中投資額の約20%だったと説明。この比率は20年代末までに40%へ上昇する可能性があるという。

同氏は「ドイツ企業にとってインドの重要性は増すだろう。対中デリスキング(リスク低減)を進めるならインドはその鍵となる」と語った。

ショルツ氏は25日にモディ印首相と会談した後、第7回独印政府協議を主宰する。

ロイター
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