ニュース速報
ワールド

スイス企業、現金決済なお主流 98%が受け入れ=中銀調査

2024年10月10日(木)14時46分

スイス国立銀行(SNB)は9日、現金決済が依然としてスイスの企業にとって最も受け入れられているとの調査結果を公表した。写真はSNBで3月に撮影(2024年 ロイター/Denis Balibouse)

[チューリヒ 9日 ロイター] - スイス国立銀行(SNB、中央銀行)は9日、一部の企業は将来的に紙幣や硬貨の受け入れを減らす計画だが、現金決済が依然としてスイスの企業にとって最も受け入れられているとの調査結果を公表した。

小売業者、公共交通機関のほか、美容院などのサービス提供者、文化・娯楽施設を調査したところ、対象770社中98%がなお現金を受け入れていた。

調査で企業は、顧客は引き続き現金払いを望んでいると回答。現金払いは危機対策にもなり、キャッシュレス決済に代わる費用対効果の高い手段とみていた。

この調査結果は、キャッシュレス化が一段と進みつつあるスウェーデンなどとは対照的。

現金が長く使われているスイスでは、世界で最も価値の高い紙幣の一つである1000スイスフラン(1166ドル)紙幣が存在する。  

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

セブン&アイ、スーパー事業などで中間持株を設立 持

ビジネス

最初からコースが決まっているわけではない=利上げで

ワールド

ハリケーン「ミルトン」がフロリダ州横断、勢力弱まる

ビジネス

セブン&アイが減益予想に下方修正、コンビニ低調
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:米経済のリアル
特集:米経済のリアル
2024年10月15日号(10/ 8発売)

経済指標は良好だが、猛烈な物価上昇に苦しむ多くのアメリカ国民にその実感はない

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「地球が作り得る最大のハリケーン」が間もなくフロリダ上陸、「避難しなければ死ぬ」レベル
  • 2
    コストコの人気ケーキに驚きの発見...中に入っていた「まさかのもの」とは?
  • 3
    【クイズ】次のうち、和製英語「ではない」ものはどれ?
  • 4
    戦術で勝ち戦略で負ける......「作戦大成功」のイス…
  • 5
    ウクライナ軍がミサイル基地にもなる黒海の石油施設…
  • 6
    ストームシャドウ、GMLRSでロシア軍司令部を「首尾よ…
  • 7
    2匹の巨大ヘビが激しく闘う様子を撮影...意外な「決…
  • 8
    ホームレスたちと河川敷で寿司パーティー、そして「…
  • 9
    神田伯山が語る25年大河ドラマ主人公・蔦屋重三郎「…
  • 10
    ロシア戦車が次々炎上、ウクライナ軍の「ドラゴンド…
  • 1
    ベッツが語る大谷翔平の素顔「ショウは普通の男」「自由がないのは気の毒」「野球は超人的」
  • 2
    キャサリン妃がこれまでに着用を許された、4つのティアラが織りなす「感傷的な物語」
  • 3
    コストコの人気ケーキに驚きの発見...中に入っていた「まさかのもの」とは?
  • 4
    借金と少子高齢化と買い控え......「デフレ三重苦」…
  • 5
    アラスカ上空でロシア軍機がF16の後方死角からパッシ…
  • 6
    「地球が作り得る最大のハリケーン」が間もなくフロ…
  • 7
    2匹の巨大ヘビが激しく闘う様子を撮影...意外な「決…
  • 8
    【独占インタビュー】ロバーツ監督が目撃、大谷翔平…
  • 9
    ウクライナに供与したF16がまた墜落?活躍する姿はど…
  • 10
    ウクライナ軍がミサイル基地にもなる黒海の石油施設…
  • 1
    「LINE交換」 を断りたいときに何と答えますか? 銀座のママが説くスマートな断り方
  • 2
    ベッツが語る大谷翔平の素顔「ショウは普通の男」「自由がないのは気の毒」「野球は超人的」
  • 3
    「もはや手に負えない」「こんなに早く成長するとは...」と飼い主...住宅から巨大ニシキヘビ押収 驚愕のその姿とは?
  • 4
    ウクライナに供与したF16がまた墜落?活躍する姿はど…
  • 5
    漫画、アニメの「次」のコンテンツは中国もうらやむ…
  • 6
    ウクライナ軍、ドローンに続く「新兵器」と期待する…
  • 7
    北朝鮮、泣き叫ぶ女子高生の悲嘆...残酷すぎる「緩慢…
  • 8
    エコ意識が高過ぎ?...キャサリン妃の「予想外ファッ…
  • 9
    キャサリン妃がこれまでに着用を許された、4つのティ…
  • 10
    キャサリン妃の「外交ファッション」は圧倒的存在感.…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中