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ラムシュタイン会合の開催が宙に浮く、米大統領が訪独を延期

2024年10月09日(水)04時49分

バイデン米大統領(写真)がドイツ訪問を延期したことを受け、ラムシュタイングループの会合開催が宙に浮く格好となっている。5日撮影(2024年 ロイター/Annabelle Gordon)

Jarrett Renshaw Sabine Siebold

[ワシントン/ベルリン 8日 ロイター] - バイデン米大統領がドイツ訪問を延期したことを受け、ラムシュタイングループの会合開催が宙に浮く格好となっている。    

バイデン氏は10月10─13日のドイツ国賓訪問に合わせ、ウクライナに武器を供給する約50カ国からなるラムシュタイングループの会合への出席を予定していた。しかし、フロリダ州に大型ハリケーン「ミルトン」が接近していることなどを理由にドイツとアンゴラへの訪問を延期決定した。

バイデン氏は「現時点では国外に出ることはできないと思う」とし、「参加を予定していた全ての会議」の予定を変更する意向だとした。

ドイツのショルツ首相は、自国にハリケーンが迫っていたら同じ決断を下していたとした上で、「非常に重要な会談」となるはずだった国賓訪問の日程変更を希望するとの意向を表明した。

ドイツ政府はバイデン大統領の訪問延期を残念に思うが、その理由は理解できるとした。ただ、バイデン氏抜きで会合が開催されるかどうかという質問には回答を控えた。

ウクライナのゼレンスキー大統領は8日夜のビデオ演説で、同会合やバイデン氏の訪問延期については何も言及しなかった。ゼレンスキー氏は数週間にわたり、ラムシュタインの会合がウクライナと今後の戦況にとって重要であると強調してきた。

ホワイトハウスはラムシュタインの会合をどのように行うかについてはまだ検討中であり、バイデン大統領とショルツ首相が後刻会談する予定だと発表した。

ロイター
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