フィリピン、南シナ海サビナ礁への船舶配備を継続
フィリピン沿岸警備隊の報道官は16日、南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島のサビナ礁に5カ月間にわたり派遣していた船舶が15日に帰港したことを踏まえ、「この海域でのプレゼンスを維持する」と述べ、同海域への継続的配備の方針を示した。写真は南シナ海の第2トーマス浅瀬付近の中国海兵隊の艦船で3月撮影(2024年 ロイター/Adrian Portugal)
[マニラ 16日 ロイター] - フィリピン沿岸警備隊の報道官は16日、南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島のサビナ礁に5カ月間にわたり派遣していた船舶が15日に帰港したことを踏まえ、「この海域でのプレゼンスを維持する」と述べ、同海域への継続的配備の方針を示した。
沿岸警備隊は、サビナ礁での中国の小規模な埋め立て活動を監視する目的で4月に船舶を派遣した。
報道官は、帰港は船の修理と乗組員の医療対応をするためで中国からの撤退要求とは関係ないと説明。「いつでも何らかの形でサビナ礁に存在することが沿岸警備隊司令部の主要な目的と確約だ」と述べた。
中国海警局は15日、中国の管轄海域で法に従い法執行活動を継続し、領土の主権と海洋権益を守ると述べた。