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ウクライナ発の穀物船第1便がトルコ沖に到着、共同検査へ
8月2日夜、国連とトルコの仲介で合意したウクライナ産穀物輸出再開の最初の貨物船がトルコ沖に到着し、ボスポラス海峡の入り口付近にいかりを下ろした。写真はウクライナ産穀物を積んだラゾニ号。2日に黒海で撮影(2022年 ロイター/Yoruk Isik)
[イスタンブール 2日 ロイター] - 国連とトルコの仲介で合意したウクライナ産穀物輸出再開の最初の貨物船が2日夜、トルコ沖に到着し、ボスポラス海峡の入り口付近にいかりを下ろした。
貨物船ラゾニ号は1日、黒海に面するウクライナ南部オデーサ(オデッサ)港から出航。レバノン向けにトウモロコシ2万6527トンを積んでいる。
ボスポラス海峡にまたがるイスタンブールを拠点とし、ロシア、ウクライナ、トルコ、国連の職員で構成する「共同調整センター」は3日0700GMT(日本時間午後4時)にラゾニ号の検査を行う見込み。トルコ国防省が明らかにした。
国連のドゥジャリク報道官はニューヨークで記者団に、輸出再開合意の対象となるウクライナの3つの港には約27隻の船舶が貨物を積んだ状態で出航を待っていると指摘した。
トルコ政府高官はロイターに対し、オデーサを含む3つの港からは「毎日1隻の船が出航する計画」と述べ、「何も問題がなければ、当面は1日1隻の船舶で輸出が行われる」とした。