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米エルサレム首都認定で反発拡大、ハマス「反イスラエル闘争を」
12月7日、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスは、トランプ米大統領がエルサレムをイスラエルの首都と認定したことを受け、和平に向けた取り組みを放棄し、イスラエルに対して新たに蜂起するようパレスチナ人に呼び掛けた。写真はデモに参加するパレスチナ人女性。ガザで6日撮影(2017年 ロイター/MOHAMMED SALEM)
[エルサレム/ガザ 7日 ロイター] - パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスは7日、トランプ米大統領がエルサレムをイスラエルの首都と認定したことを受け、和平に向けた取り組みを放棄し、イスラエルに対して新たに蜂起するようパレスチナ人に呼び掛けた。
抗議行動が広がったヨルダン川西岸やガザでは7日、パレスチナ人とイスラエル軍が衝突。複数の医療関係者によると、イスラエル側の発砲やゴム弾により少なくとも31人が負傷した。
ハマスの指導者であるイスマイル・ハニヤ氏はガザで演説し、「われわれはシオニストの敵を前にしてインティファーダ(反イスラエル闘争)を開始するべきだ」と述べた。
パレスチナ側は8日金曜日を「怒りの日」とし、ヨルダン川西岸でイスラエルが管理する検問所近くやガザ境界沿いでは集会や抗議行動が行われる見込み。エルサレムにあるアルアクサ・モスク(イスラム教礼拝所)での金曜礼拝も衝突を誘発する恐れがある。