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メキシコとの壁、国境全てには不要 米DHS長官候補が見解
2017年11月09日(木)12時34分
11月8日、トランプ米大統領が国土安全保障(DHS)長官に指名したカーステン・ニールセン大統領次席補佐官(45)は指名公聴会で、トランプ氏がメキシコとの間に建設するとしている壁について、国境全てに建設する必要はないとの考えを示した。写真は国境の壁の試作品。メキシコのティフアナから10月に撮影(2017年 ロイター/Jorge Duenes)
[8日 ロイター] - トランプ米大統領が国土安全保障(DHS)長官に指名したカーステン・ニールセン大統領次席補佐官(45)は8日の指名公聴会で、トランプ氏がメキシコとの間に建設するとしている壁について、国境全てに建設する必要はないとの考えを示した。
ニールセン氏の見解は、ジョン・ケリー大統領首席補佐官が国土安全保障長官在任時に示したものと一致する。
ニールセン氏は上院国土安全保障委員会での質問に、州と地元の関係者と協力して国境警備の最善策を見出すとし、無人監視飛行機などの活用を増やすなどと述べた。
民主党議員は、壁建設計画は費用対効果の分析に基づいていないとの懸念を示し、ニールセン氏は決定はリスクに基づく必要があると答えた。
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