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ケリー米大統領首席補佐官「辞任するつもりない」 記者会見で説明
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10月12日、米ホワイトハウスのケリー首席補佐官(写真)は、辞任や解任の観測を否定した上で、ホワイトハウスの規律回復に向けた自身の取り組みは、大統領の言動を管理することではない、との考えを示した。写真はワシントンで撮影(2017年 ロイター/YURI GRIPAS)
[ワシントン 12日 ロイター] - 米ホワイトハウスのケリー首席補佐官は12日、辞任や解任の観測を否定した上で、ホワイトハウスの規律回復に向けた自身の取り組みは、大統領の言動を管理することではない、との考えを示した。
ケリー氏は記者団に対して「状況が変わらない限り、辞任も解任もない。あす誰かを辞めさせることもないだろう」と述べた。
ケリー氏は、更迭されたプリーバス首席補佐官の後任として、混乱が続くホワイトハウスに規律をもたらす存在として期待されていた。ケリー氏の下、大統領はスティーブ・バノン首席戦略官を解任し、大統領との会議や資料管理の効率化に向けた新たなルールも設けた。
ただ、ケリー氏と大統領は共に不満を抱えおり、政権の改革が遅れているとの観測が高まっている。
ケリー氏は「大統領が最良の決定を出来るよう、大統領への情報の流れを管理するためにこの職に就いた」と述べ、「大統領を管理するために起用されたのではない。首席補佐官としての私の実績を私がなすべきことという物差しで測ってほしくない」と語った。