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米FBI長官に元司法次官補のレイ氏、トランプ氏指名へ
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6月7日、トランプ米大統領は、FBI長官に元司法次官補のクリストファー・レイ氏(写真)を指名する考えを明らかにした。ワシントンで2003年11月撮影(2017年 ロイター/Molly Riley)
[ワシントン 7日 ロイター] - トランプ米大統領は7日、連邦捜査局(FBI)長官に元司法次官補のクリストファー・レイ氏を指名する考えを明らかにした。
今後、上院の承認が必要となる。トランプ氏はツイッターで声明を出し、レイ氏について「非の打ちどころの無い経歴の持ち主」と評した。
レイ氏は現在、民間の法律会社に勤める。同社のウェブサイトによると、ブッシュ(子)政権下の2003─05年、司法省の刑事部門で司法次官補を務め、企業の詐欺疑惑や国内金融市場に絡む事件を担当した。
レイ氏はまた、権力を乱用し意図的に交通渋滞を起こしたとされる、いわゆる「ブリッジゲート・スキャンダル」で、ニュージャージー州のクリス・クリスティー知事の弁護を担当した。クリスティー知事は昨年の大統領選から撤退後、トランプ氏支持に回り、コミー氏の後任候補として取り沙汰されたこともある。ブリッジゲート・スキャンダルでは、知事の側近2人が有罪となったが、クリスティー氏は罪を問われなかった。
議員からはレイ氏の起用を評価する声が上がる一方、野党・民主党は、翌8日に予定されている米上院情報委員会でのコミー氏の証言から人々の関心をそらすため、直前のタイミングで人事発表を行ったとの見方を示している。
*内容を追加して再送します。