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カタールが過激派に資金提供、アラブ首脳警告=トランプ氏

2017年06月07日(水)00時37分

 6月6日、トランプ米大統領は、カタールが過激派に資金を提供しているとアラブ首脳が警告したと明らかにした。写真はリヤドで5月撮影(2017年 ロイター/Jonathan Ernst)

[ドーハ/ドバイ 6日 ロイター] - トランプ米大統領は6日、外遊先の中東で過激派への資金断絶に向け行動を取るよう促したところ、首脳らはカタールが「過激なイデオロギー」に資金を提供していると警告したと明らかにした。

サウジアラビア、エジプト、アラブ首長国連邦(UAE)、バーレーンなどアラブ主要国は5日、テロリズムを支援しているとしてカタールと国交を断絶した。この件を巡るトランプ氏の発言は初めて。

トランプ氏はツイッターへの投稿で、「最近、中東を訪問した際、過激なイデオロギーに対する資金を根絶すべきと訴えた。指導者らはカタールに言及した」と述べた。

また、中東首脳は約束通り過激派への資金断絶で対策を強化しており、中東訪問は「すでに奏功している」と指摘。「これでおそらくテロリズムによる恐怖が終えんに向かうかもしれない」とした。

アナリストの間では、カタールは米国の同盟国で、米軍が駐留するが、トランプ氏が中東訪問の際、対策を講じるようアラブ諸国に促したとの見方が出ていた。トランプ氏の発言はこうした見方を裏付けているとみられている。

ロイター
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