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英捜査情報漏れ、トランプ米大統領「ひどい問題調査へ」

2017年05月26日(金)06時30分

 5月25日、メイ英首相はNATO首脳会議で、トランプ米大統領(写真右)に不満を示す考えを明らかにした。ブリュッセルで同日撮影(2017年 ロイター/Jonathan Ernst)

[ブリュッセル/ロンドン 25日 ロイター] - 英マンチェスターの自爆攻撃事件の捜査情報が米メディアに伝わった件で、トランプ大統領は25日、「ひどい問題」と糾弾し、調べを進める方針を表明した。

トランプ氏は、ブリュッセル到着後に出した声明で「この問題を徹底的に再調査するよう、司法省や他の関連機関に要請しており、適切なら犯人を法の許す限り最大限の範囲で訴追すべきだ」と述べた。

英国のメイ首相は北大西洋条約機構(NATO)首脳会議で、トランプ大統領に不満を表明した。

英政府関係筋によると、メイ氏は集合写真撮影の際、トランプ氏に「米国と機密情報を共有する関係は極めて重要で価値がある。しかし、安全性は担保すべきだ」と苦言を呈した。

自爆犯の氏名など、捜査に関する複数の詳細情報が初めに米メディアで取り上げられた。英警察当局は捜査に支障をきたす恐れがあるとして、怒りをあらわにしている。

*内容を追加して再送します。

ロイター
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