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英最大労組ユナイトの書記長、労働党の勝利は「望み薄」と予想
5月17日、英国最大の労働組合ユナイトのレン・マクラスキー書記長は、最大野党の労働党が6月8日の総選挙で勝利する見通しは低いと述べた。写真は労働党のコービン党首。16日撮影(2017年 ロイターJeremy Corbyn, the leader of Britain's opposition Labour Party, leaves a campaign eve/Darren Staples)
[ロンドン 17日 ロイター] - 英国最大の労働組合ユナイトのレン・マクラスキー書記長は、最大野党の労働党が6月8日の総選挙で勝利する見通しは低いと述べた。
書記長は米政治情報サイトのポリティコに対し、定数650の下院で200議席を確保できれば成功だと言えると話した。これは現在から29議席のマイナスで、1935年以来の大敗となる。
書記長は「課題は非常に多い。わたしのような人間は常に楽観的で、不可能なことは何もないと考えているが、労働党が勝利するとは思えない。もしそうなれば、途方もない事態だ」と指摘。ジェレミー・コービン党首に対しメディアが偏った見方をしていると非難した。
コービン党首は党員の間では引き続き支持されており、選挙活動では多くの人々を引きつけた。ただ、党に所属する大半の議員からの信頼を失っているほか、有権者からの人気はきわめて低い。
世論調査で労働党は、支持率でメイ首相率いる保守党に最大20%ポイントの差をつけられている。
マクラスキー書記長は、初めて保守党へ一票を投じることを考えている労働者階級の有権者らは「コービン党首への批判がメディアで繰り返し報じられ、イメージを植え付けられたことで、心変わりしつつある」とし、実際にもそのように投票するだろうと述べた。
書記長自身は、コービン党首への支持は揺るぎないと述べ、16日に公表された労働党のマニフェストについても賛意を示した。
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