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米、必要なら北朝鮮に追加制裁の用意=ティラーソン国務長官
5月3日、ティラーソン米国務長官は北朝鮮の行動により新たな対応が必要と判断した場合、政府として追加制裁を行う用意があるとの見解を示した。写真は先月28日、国連安保理で撮影(2017年 ロイター/Lucas Jackson)
[ワシントン 3日 ロイター] - ティラーソン米国務長官は3日、北朝鮮の行動により新たな対応が必要と判断した場合、政府として追加制裁を行う用意があるとの見解を示した。
長官は声明で「北朝鮮の行動が追加制裁を正当化すると判断した場合、われわれは追加制裁を行う用意がある」と述べた。
北朝鮮の貿易は中国との取引が大半を占めており、厳しい追加制裁は中国企業が対象となる可能性が高い。
ティラーソン長官は各国に対し、米国がすでに実施した制裁を北朝鮮の核兵器やミサイル計画に対して課すよう要請。米政権は、北朝鮮とのビジネスを継続している外国企業を対象に追加制裁を行う用意があると示唆。そういった企業や個人を監視していると述べ、「国内の政治的理由により対処ができないか、したくない場合、われわれが代わって行う。第三国を通じた制裁を課す」と主張した。
長官はさらに、トランプ政権は「中国に対し強い圧力をかけ、影響力や体制への関与を活用する気があるかどうかを試している」と述べた。
*内容を追加しました。