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トランプ氏、国防総省に権限移管 米軍のイラク・シリア派遣上限
2017年04月27日(木)14時19分
4月26日、トランプ米大統領は、イラクとシリアに派遣する米軍部隊の上限を決定する権限を国防総省に移管した。写真は7日、米軍によるシリアミサイル攻撃を撮影したもの。米海軍提供写真(2017年 ロイター)
[ワシントン 26日 ロイター] - トランプ米大統領は、イラクとシリアに派遣する米軍部隊の上限を決定する権限を国防総省に移管した。
大統領が上限を定める制度は、オバマ前政権が軍を管理するために導入。現在、イラクへの派遣上限は5262人、シリアは503人となっているが、現場の司令官の判断で一時的な派遣や請負業者の追加雇用が行われることもあり、実態を反映していないとみられている。
国防総省は、まだ新たな上限を設定していないと表明。イラクとシリアに派遣する部隊の主要任務は、過激派組織「イスラム国」(IS)と戦う現地部隊の支援だと協調しているが、今回の措置により、現場の司令官の権限が強まることになり、将来的に両国に派遣される兵士が急ピッチで増える可能性もある。
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