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朝鮮半島情勢、平和的に安定実現と豪外相 中国の役割促す
4月20日、オーストラリアのビショップ外相(写真左から2人目)は日本との外務・防衛担当閣僚会合(2プラス2)後の共同会見で、緊迫する朝鮮半島情勢について、「平和的な手段で安定と安全を実現したい。日本と立場を共有している」と語った。写真は20日都内で撮影(2017年 ロイター/Toru Hanai)
[東京 20日 ロイター] - オーストラリアのビショップ外相は20日に開いた日本との外務・防衛担当閣僚会合(2プラス2)後の共同会見で、緊迫する朝鮮半島情勢について、「平和的な手段で安定と安全を実現したい。日本と立場を共有している」と語った。
ビショップ外相は、米国が北朝鮮に強い圧力をかけていることに支持を表明するとともに、中国が果たす役割の重要性を強調。「外交を通じてなのか、経済制裁を通じてなのか、まだ議論を進めている最中だが、中国は多くのことをできる。中国を促したい」と述べた。
稲田朋美防衛相も「中国にしっかりとその役割を果たしてもらいたい」と同調。さらに「中国も、この地域において国際法と秩序に従った行動を取ってもらいたい」と述べ、南シナ海の岩礁を埋め立てて軍事拠点化を進める中国自身の海洋進出をけん制した。
日豪の2プラス2は2015年11月以来。7回目となる今回の会合では、互いの同盟国である米国を含めた3カ国、さらにインドとの関係を深めていくことで一致した。自衛隊と豪軍の協力を強化するため、両国の部隊が相互に訪問する際の手続きを簡素化する協定の締結を急ぐことも改めて確認した。
19日に開いた防衛相会談では、2018年に航空自衛隊と豪空軍が日本で戦闘機の共同訓練を行うことで一致した。
(久保信博)