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スコットランドで独立支持が過去最高、EU懐疑派も増加=調査
3月14日、スコットランドで英国からの独立の支持率が過去最高水準に上昇したことが、調査会社スコットセンが15日発表した調査結果で明らかになった。写真は独立支持グループ「イエス」のメンバー。2014年9月、スコットランド・グラスゴーで行われたスコットランド独立国民投票後に撮影(2017年 ロイター/Cathal McNaughton)
[15日 ロイター] - スコットランドで英国からの独立の支持率が過去最高水準に上昇したことが、調査会社スコットセンが15日発表した調査結果で明らかになった。ただ、同時に欧州連合(EU)に対する懐疑心も強まっており、独立の是非を問う住民投票が今実施されたとしても離脱派の勝算は小さそうだ。
英国離脱の支持率は46%で、2012年の2倍に達した。一方、EU離脱、あるいはEUの影響力低下を望むと答えた割合は3分の2で、2014年の53%から増えた。
昨年の英国民投票では、スコットランド住民の62%がEU残留を望み、英国全体と際立った違いを示していた。
スコットセンは今回の調査結果について、住民のEUへの支持が「弱すぎる」ため、スコットランド自治政府のスタージョン首相がEUに残留できることを理由に独立を訴えても、住民投票で勝てる可能性は小さいと分析している。
スタージョン首相は13日、英国のEU離脱条件が明確になる2018年末か19年初めに独立の是非を問う住民投票を再実施するよう求めた。