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ロシア、産油量を現行水準近辺に維持する方針=エネルギー相
9月29日、ロシアのノバク・エネルギー相はOPECが前日に8年ぶりに事実上の減産で合意したものの、ロシアは産油量を現在の過去最高水準近辺にとどめる意向を示した。写真は9月27日、アルジェリアで開かれた国際エネルギー・フォーラム(IEF)閣僚会合に出席する同エネルギー相(2016年 ロイター/Ramzi Boudina)
[モスクワ 29日 ロイター] - ロシアのノバク・エネルギー相は29日、石油輸出国機構(OPEC)が前日に8年ぶりに事実上の減産で合意したものの、ロシアは産油量を現在の過去最高水準近辺にとどめる意向を示した。
ノバク・エネルギー相は「OPEC加盟国が詰める必要がある詳細事項は多く残されているが、ロシアは今後策定されると見られる提案を慎重に検討する」とし、原油市場をめぐる協調行動についてOPECの提案を検討する用意があることを表明。10月と11月にOPECと協議する予定であることを明らかにした。
ただ「ロシアはこれまでに達成した生産水準を維持する」と言明。OPECと協調することで合意したとしても、ロシアが産油量を凍結する水準については現時点では明らかにできないとした。
ロシアの産油量は8月は日量1071万バレルと、前月の同1085万バレルからやや減少している。
OPECは前日の臨時総会で産油量を日量3250万─3300万バレルに制限することで合意。現在の産油量は同3324万バレルとなっているため事実上の減産となる。
ノバク・エネルギー相のこの日のコメントはOPECの減産合意を受けたロシア側の見解として初めてのものとなる。