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英シティー空港滑走路を反差別団体が占拠、BA便に遅延
9月6日、英ロンドン東部に位置するロンドン・シティー空港で6日、黒人の差別に反対する団体が滑走路を占拠し、ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)便への搭乗手続きに遅れが生じている。BAの機体、ヒースロー空港で2013年撮影(2016年 ロイター/Paul Hackett)
[ロンドン 6日 ロイター] - 英ロンドン東部に位置するロンドン・シティー空港で6日、黒人の差別に反対する団体が滑走路を占拠し、ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)便への搭乗手続きに遅れが生じている。
同空港は、ロンドンの金融センターであるカナリーワーフから数キロメートル東にあるハブ空港。短距離の大陸欧州便が乗り入れている。
抗議活動に関しては、人権保護団体の「Black Lives Matter」(黒人の命も大切)が関与を表明。抗議者らは埠頭を泳いで渡り、滑走路を占拠したという。団体は、近隣住民が低賃金に苦しむ一方で、同空港が富裕層のために建設されたと抗議している。
警察によると、9人の抗議者がお互いの体を縛り付けた状態で滑走路上にいるという。警察は抗議者との交渉を続ける一方、縛っているものを切り離す特殊部隊の到着を待っているもようだ。
BAは、近隣のヒースロー空港やガトウィック空港での搭乗手続きに通常より時間がかかっていると認め、利用者に謝罪した。
Black Lives Matterの活動家らは8月にも、ヒースロー空港で幹線道路を封鎖して逮捕された。